朝まで生テレビ35周年

この前35周年を迎えた田原総一朗の「朝まで生テレビ」。
私が日本に帰ってきてからの楽しみの一つで、特にここ何年間かはほぼ見逃さずに毎月見ていると思う🤣
いつもスマホ片手に電話しようか(コロナになってからは電話はなくなった)「#朝生」でTweetしようか悶々としたり、テレビに野次飛ばしながら見るのが私の楽しみの一つであり、私にとっては俗にいう「おしゃれ女子会」みたいなものより数倍楽しい時間である🤣
35周年の回は奇しくもタイムリーになってしまった「朝まで生テレビ」で何度も討論されてきた「戦争と平和」について。
冒頭に35年前の映像で「湾岸戦争」を語りながら「日本の憲法9条と防衛について」を35年前の当時も語っていて、本当に日本って「失われた30年」どころか、壊れたレコードのように同じことを語ってるだけの国なんだなぁ・・・と思わずにいられない。
昔は「テレビ朝日」とか「朝まで生テレビ」と言うと左翼色が強いだとか言われていたりしたけど、ある意味「進んでいた番組」だったんだろうなぁと思う。
この前デザイナーの丸山敬太さんともインスタライブで「朝まで生テレビ」について私がコメントしたら、大島渚監督とかが出演してくれていた当時のことをちょっと語ってくれていて感慨深かった。
昔のVTRがちょっとだけ流れたけど、大島渚監督と(実は小さい頃、何故か大島監督が好きだった🤣)菅直人が怒鳴りあっていたり、これは今の時代ではコンプラ的に無理だろうなぁ・・・と思ったけど、こういうシーンが当時はもっとあったんだろうな、と思うと「惜しいっ!」と思わずにはいられない。
何度かFBでも書いてるけど、私は日本に帰ってきてから楽しみの時間が23時からの各局の夜のニュースを見ることと、この「朝まで生テレビ」を見ることで今でもこの時間は「あぁ日本に居るんだなぁ・・・」と不思議と落ち着く時間である。最近のニュースはメディアコントロールがどんどん酷くなり見るのも嫌になることも増えたけど。
お酒はあまり飲まないけど、お酒が好きなら絶対に缶ビールか缶チューハイを片手に「朝まで生テレビ」を見ながら「あたりめ」とかを食べながらTVに野次を飛ばすのが私の密かな楽しみになっていたと思う。
今となっては堂々とダンナ君と一緒に見てるけど、旦那は絶対途中で寝落ちるので録画をしておいて、うちでゆっくりご飯を食べるときに一緒に見るのが楽しみだったりするし、旦那君の知り合いやOBや大学の先輩もたまにパネリストで出ていたりするので、実際の話を聞くと面白い。
今回の35周年記念の回のパネリストは結構豪華で、舛添要一、菅直人、竹中平蔵が出ていた!
いずれも好きではないけど「本人の口」からきちんと意見が聴けるのは私はとても貴重なことだと思うし、見方が変わることがあるのも事実だ。
私は竹中平蔵についてはモノ申したいことが溢れるほど、個人的には嫌いな政治家なのだけど何か月か前にこの「朝まで生テレビ」で竹中平蔵が語っていた、竹中氏が在任当時の竹中氏が描いていた「経済政策」と、実際に色々な外側からの力や圧力と流動に寄って「結果的」に「招いたしまった事態」との乖離などを本人の口から聞けたことで「なるほどねぇ・・・」と新たに考えさせられたり。
巷で「暴走老人」と言われ始めた田原総一朗氏をやっぱり見直したのは、日本が何故バブルから立ち直れなかったのか、と言う見解に関してはやはり当時から現役ジャーナリストをしている人間の貴重な「リアルにその時代を追って見てきたこと」を「当事者としての見解」で聴けるのは本当に面白いし、もっとこういうことを深堀りした本がもっとあればいいのに・・・と思う。
ちなみに私はこういう「暴走老人」は必要だと思っていて、私はなんだかんだでやっぱり田原総一朗氏のファンである。
この「暴走っぷり」を含めて「朝まで生テレビ」であり、私は田原総一郎氏の怒声はもはや風物詩の一つとして酷い怒声なんかは、笑いながら見ている。
ジェネレーションギャップを感じつつもやはり何回かに一度は「やっぱり田原総一朗って凄いなぁ」と思ったり、勉強になったりする見解が聴けたりするから、この気持ちは何と言えばいいのか・・・まぁ、こういう番組が存続していることが嬉しい。
最近はレギュラー陣と化している三浦瑠璃さんを筆頭にもっと若い20代や30代もパネリストとして出演する機会が増えているので、これからに期待したいのと、田原総一朗の寿命後もぜひ誰かに引き継いで続けてもらいたい番組の一つである。
ちなみに日本も海外から「ソフト共産主義」と評され始めているが、実際に今回のウクライナ戦争に関してもれっきとした大学の教授が持論のレポートをネットに投稿したところすぐに勝手に削除されたようだ。
海外でもジャック・アタリやマルクス・ガブリエル、トマ・ピケティなどのインタビューや著作も読むが、今のところ私がやっぱり好きなのはエマニュエル・トッドとマイケル・サンデルである。

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