「粋」って言葉はもはや死語なの?

「おきゃんな娘のオーラの匂い」としてブログを書くのは実に何年ぶりか覚えてないけど(当時は「おきゃんな娘のオーラの匂いin紐育」)「おきゃんな娘のオーラの匂い」の名前が定着してきた頃は何かのきっかけで坂東玉三郎を知って、何気なく見ていたNHKの特集か何かで坂東玉三郎の美しさに、とにかく圧倒され人生で初めて「美しすぎて苦しい・・・」と思うほどで、寝ても覚めても玉三郎の美しき姿が瞼の裏に焼き付いて離れなかったなぁ・・・。


元々、歌舞伎は大好きで中学生くらいの時におばあちゃんにとても良い席で歌舞伎をほぼ半日ずっと見ていて、その世界観と美しさと面白さにすぐに夢中になってしまった。


それから、日本人なんだけど長かった海外生活で小さい頃から「日本」とか「日本人であること」にすごく憧れを抱いていたのよね笑。

NYに住んでいた頃は、日本から帰ってくると必ず時差ボケになるので、早朝5時くらいに嫌でも目が覚めて、一人で着付けの練習がてら着物を着てお味噌汁を作って、「日本人らしい生活」をしようとマンハッタンのアパートで頑張ってた笑!

それで、学校へ行く時間になるとこれまた日本の高校生の制服を真似たチェックのスカートとブレザーに着替えて、大学へ行く笑。


アメリカの大学って本当にハードで朝一番の必須科目の授業だと8時半から始まるし、それを落とすと落第になるし、宿題で眠れないのも日常茶飯事でとにかく課題、宿題と睡眠時間確保の戦いなの。


だから毎朝、何を着ていこうかな?って考える時間すら惜しくて、「学生なんだから制服着て学校へ行って何が悪いんだろう?」と思ってずっと憧れていた日本の女子高生みたいな制服を着てマンハッタン市内の私立大学に通っていたら、地下鉄の中から大学内からよく写真を撮られていた笑。

大学では瞬く間にある層では有名になり「あのジャパニーズスクールガールのユニフォーム着てる子でしょ」って言われててよく知り合いを通して「会いたがってたから、制服の姿で〇〇に会いに行ってあげて」なんて言われたりもしてた!笑

それで会いに行くと「Wow!! Cool!!」なんて言われながら一緒に写真撮ってって言われたり笑。


自分の今までの生き方が「粋」だとは思ったことないけど、昔はよく「粋」って響きに憧れていたかも笑。

少なくとも今みたいにカチカチになって息苦しくなりそうな考え方はあまりしてなかったかな?って思う。


そういえば最近「粋」って言葉を聴くことが全くなくなったな~と思った。


「粋」って定義も難しいけど、少なくとも周りの目を気にして生きるのは「粋」じゃないよね!







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